2018年10月13日土曜日

google fit のログデータから歩いた軌跡を表示する方法

GPSログデータを記録するアプリとして、Google Fit があります。運動を記録するものなので、歩いたり走ったりの記録はしてくれますが、車や電車での移動は記録されません。
また、ログが欠落する場合もあります。でも、専用のロガーを持ったり、ロガーのアプリを起動したりする手間なく、意識せずログを記録してくれるので楽です。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.android.apps.fitness&hl=ja

このアプリで、運動のために移動したルートを地図上に表示出来ますが、PC上で、GPSログを連結したり、編集したりして、もっと自由に自分が見たいルートを表示する方法です。

ルートの表示には、GPSログ活用ツール『轍 Wadachi』を使用させてもらいます。
https://wadachi.cyclekikou.net/

手順

Google FitのログデータをPCにダウンロードします。

  1. Googleにログインして下記サイトを開きます。
    https://takeout.google.com/settings/takeout?pli=1
  2. Fitのデータだけが欲しいので、[選択を解除]ボタンをクリックして選択を解除します。
  3. Fitを選択します。レバーを右に移動して青色にします。
  4. すべてのデータタイプは不要なので、[対象データを選択する]を選びます。
  5. [毎日の集計]のチェックを外して、[OK]します。
  6. そのページの下方へスクロールし、[次へ]をクリックします。
  7. アーカイブ形式のカスタマイズ画面が表示されれば、何も触らず[アーカイブを作成]をクリックします。
  8. アーカイブの準備画面になりますのでしばらく待ちます。
  9. アーカイブが終わるとダウンロード画面になります。
  10. 今回作成したFitのアーカイブの[ダウンロード]をクリックします。
  11. 本人確認の画面が表示されるので、Googleのパスワードを入力して[次へ]をクリックします。
  12. これで、Fitのアーカイブファイルがダウンロードされます。

ダウンロードしたアーカイブファイルを解凍します。

  1. zipファイルの解凍は各自の方法で行ってください。
  2. 解凍したフォルダを開くと日時がついたファイルがずらずらと並んでいます。
  3. この日時は、グリニッジ標準時です。

『轍 Wadachi』にtcxファイルをインポートし、編集して地図上に表示します。

  1. wadachi.exeを起動します。
  2. [ファイル]>[インポート]を選択します。
  3. ファイルの種類がGPXファイルになっていれば、TCXファイルに変更します。
  4. 解凍フォルダを開き、必要な複数のtcxファイルを選択してインポートします。
  5. タブ[トラック]を開くと一覧が表示されます。
  6. [開始日時]と[終了日時]は日本時間で表示されます。
  7. この画面で不要なトラックを削除したり、複数のトラックを連結したりします。
  8. [ブラウザでプレビュー]で軌跡を表示します。

2018年10月11日木曜日

Googleフォトの説明への埋込タグ

目標

  • Googleフォトにアップしてから、説明をひとつひとつ手入力するのはしんどいため、アップロード前に画像に説明を埋め込む方法を模索します。

経過

  • Googleフォトの説明に表示されるのは、「キャプション-要約」のみであることが分かりました。タグ名は、Caption-Abstract です。
  • これを複数ファイルに一括で埋め込むため、exiftool を使います。
  • exiftoolを使ってタグを埋め込んでアップしたものの、文字化けします。

結論

  • 正常表示する方法は、下記の通りです。
  1. 埋め込みするタグのファイルを作ります。
内容例
-------------------------------------------------
-EXIF:ImageDescription=05_画像の説明
-EXIF:XPSubject=06_XP件名
-EXIF:XPTitle=07_XPタイトル
-EXIF:XPKeywords=08_XPキーワード
-IPTC:Keywords=09_キーワード
-IPTC:Caption-Abstract=11_キャプション-要約
-------------------------------------------------
  1. このファイルをUTF-8で、改行をCR+LF で画像と同じフォルダにファイル名をtag.txtとして保存します。
  2. 各保存場所を下記と仮定します。
コマンドのパス C:\Program Files\exiftool.exe
埋込タグファイルのパス C:\temp\pic\tag.txt
画像のフォルダのパスを C:\temp\pic\サンプル.jpg
  1. cmdを起動して、下記のコマンドを実行します。
"C:\Program Files\exiftool.exe" -@ "C:\temp\pic\tag.txt" -codedcharacterset=utf8 -charset iptc=latin2 "C:\temp\pic\サンプル.jpg"
実行時にWarning:が表示されることがありますが、タグは埋め込まれています。

1)このコマンドをよく使うなら、exiftool.exe のフォルダにpathを通し、画像フォルダのpathに移動してから実行するのが楽でしょう。 
CD C:\temp\pic\
exiftool.exe -@ tag.txt -codedcharacterset=utf8 -charset iptc=latin2 サンプル.jpg 
2)フォルダ内の画像に一括で埋め込む場合
exiftool.exe -@ tag.txt -codedcharacterset=utf8 -charset iptc=latin2 *.jpg 
3)複数のキーワードを埋め込む場合 
埋め込みするタグのファイル内で、キーワードタグをセミコロンで区切ります。 
-EXIF:XPKeywords=08_XPキーワード1;8_XPキーワード2;8_XPキーワード2
-IPTC:Keywords=09_キーワード1;09_キーワード2;09_キーワード3

下記のようにコマンドに -sep ";"  を追加します。

exiftool.exe -sep ";" -@ tag.txt -codedcharacterset=utf8 -charset iptc=latin2 *.jpg
  1. タグが埋め込まれたサンプルjpgをGoogleフォトにアップロードして、説明が日本語で正常に表示されました。
  2. 参考
    Xnviewで表示した場合

    Xnviewで表示した場合
    エクスプローラで表示した場合